ANAマイルとJALマイルの違いを徹底比較!どちらを選ぶべき?

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マイルを上手に活用すれば、飛行機に無料で乗れたり、旅行のコストを大幅に抑えることができます。日本を代表する航空会社「ANA(全日本空輸)」と「JAL(日本航空)」は、それぞれ独自のマイレージプログラムを展開しています。

一見似ているようで、実は大きな違いがあるANAマイルとJALマイル。この記事では、提携先・特典航空券の取りやすさ・マイルの貯めやすさなどの観点から、両者を徹底比較します。あなたにぴったりのマイル選びの参考にしてください。

1. 提携航空会社の違い

ANAは「スターアライアンス」に加盟

ANAは世界最大級の航空連合「スターアライアンス」に加盟しています。スターアライアンスは世界中で26社以上の航空会社と提携しており、以下のような航空会社が含まれます。

  • ユナイテッド航空(アメリカ)
  • シンガポール航空
  • ルフトハンザドイツ航空
  • エアカナダ
  • タイ国際航空

ヨーロッパやアメリカ、アジア、中東まで路線網が幅広く、国際線利用者にとって非常に便利です。

特に北米・ヨーロッパ方面への旅行や出張が多い方にとっては、スターアライアンスのカバー力は魅力的です。さらに、各提携航空会社とのコードシェア便も豊富で、ANAマイルを使って複数国を周遊するプランも組みやすいのが特徴です。

JALは「ワンワールド」に加盟

一方、JALは「ワンワールド」に加盟しています。こちらもグローバルに展開するアライアンスで、以下のような航空会社と提携しています。

  • アメリカン航空
  • キャセイパシフィック航空(香港)
  • ブリティッシュ・エアウェイズ(イギリス)
  • カンタス航空(オーストラリア)
  • フィンエアー(フィンランド)

JALはヨーロッパ方面やアジア、オセアニアに強みがあり、海外旅行好きにも人気です。特にロンドンやシドニーへの路線が充実しており、ワンワールドグループのマイル提携で複数都市への特典航空券も発券可能です。

また、ブリティッシュ・エアウェイズとの連携でヨーロッパ域内の移動にも強く、JALマイルを使って都市間移動の航空券も発券しやすいです。

アライアンス以外の提携先

両社ともアライアンス外にも提携先があります。ANAはエティハド航空やガルーダ・インドネシア航空など、JALはエミレーツ航空や大韓航空との提携を通じて、さらに選択肢を広げています。

提携範囲の広さは、目的地の柔軟性やマイルの使い勝手に直結します。


2. 特典航空券の取りやすさ

ANAマイルの特典航空券事情

ANAでは特典航空券の予約にあたり「ローシーズン」「レギュラーシーズン」「ハイシーズン」といった変動制を採用しています。シーズンによって必要マイル数が大きく変わるのが特徴です。

  • 国内線特典航空券:5,000マイル〜
  • 国際線特典航空券:往復12,000マイル〜(エコノミー)

予約開始は355日前から可能ですが、人気路線はすぐ埋まってしまうため、早期の予約が推奨されます。

また、燃油サーチャージが別途かかる場合が多く、時期によっては高額になることもあります。

JALマイルの特典航空券事情

JALはANAに比べて必要マイル数が少ない傾向があります。また、国内線特典は片道単位で予約可能で、柔軟性が高いのが特徴です。

  • 国内線特典航空券:片道6,000マイル〜
  • 国際線特典航空券:往復15,000マイル〜

JAL独自の「どこかにマイル」では、6,000マイルで日本国内のどこか1か所に往復できるお得なサービスもあります。行き先がランダムなぶん、旅行好きにはワクワク感があると人気です。

予約は330日前からですが、ANAに比べて直前でも空席があるケースが多く、柔軟な旅行スタイルに向いています。


3. マイルの貯め方・使い方の違い

ANAマイルの貯め方

ANAマイルはフライトやANAカードでのクレジット決済のほか、以下のような経路でも貯められます。

  • 楽天ポイント、Tポイント、nanacoなどの提携ポイントからの交換
  • ポイントサイト経由(ハピタス、モッピーなど)
  • ANAマイレージモール経由のネットショッピング

特に「ANAカード(ワイドゴールド)」や「ANA Pay」などを活用すれば、日常生活の支払いから効率的にマイルが貯まります。

JALマイルの貯め方

JALマイルはJALカードによる決済やフライトのほか、以下のような経路で貯められます。

  • Pontaポイント、dポイント、WAONポイントとの交換
  • JALマイレージモール経由でのネットショッピング
  • イオンやマツモトキヨシなど提携店舗での買い物

JALはWAONとの連携が非常に強く、電子マネー中心の生活をしている人には相性が良いです。JALカードSuicaとの併用で、電車・買い物・旅行のすべてでマイルが貯まります。

マイルの有効期限と延長

ANA、JALともにマイルの有効期限は「積算月から36か月間」です。基本的に自動延長はされませんが、上級会員になると有効期限が実質無期限になる制度もあります。

また、マイルを「スカイコイン(ANA)」「e JALポイント(JAL)」に交換することで、有効期限を延ばしながら国内外の航空券やツアーの支払いに使うことも可能です。


4. ANAとJAL、どちらを選ぶべき?

ここまでの比較を踏まえて、タイプ別にどちらのマイルが向いているかをまとめました。

あなたのタイプ おすすめのマイル
海外旅行が多い ANAマイル(スターアライアンスの豊富な提携先)
国内旅行をよくする JALマイル(「どこかにマイル」が魅力)
日常の買い物で効率的に貯めたい JALマイル(WAON、Pontaとの連携)
一気にマイルを貯めたい ANAマイル(ポイントサイトやANAカードでキャンペーン活用)
欧州都市を周遊したい JALマイル(ブリティッシュ・エアウェイズとの連携)

まとめ:自分のスタイルに合わせてマイルを活用しよう

ANAとJAL、それぞれに魅力があり、どちらが「正解」というわけではありません。重要なのは、あなたのライフスタイルや旅行スタイルに合った方を選ぶことです。

  • ANA:海外出張・海外旅行・提携先の豊富さ重視
  • JAL:国内旅行・日常での使いやすさ・柔軟な特典活用

まずは気軽にマイルを貯めてみて、自分に合った活用方法を見つけてください。うまく使えば、マイルは「ただのポイント」以上に、あなたの旅行やライフスタイルを豊かにしてくれるはずです。

💡 筆者はもともとJALマイル派でクレジットカードを持てるようになった時からJALカードを作ってひたすらマイルを貯め続け、国際線ファーストクラスも特典航空券で搭乗したことがあります!
ある時からANAマイルにも関心が強くなり、必要に応じて使い分けて来ましたが、今では両方を同時に貯められる決済方法を活用しています!

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